12/19/2015

1月24日(日)神奈川県茅ケ崎にてハーモニカワークショップを行います。

来年1月のツアー中、1月24日(日)神奈川県茅ケ崎にてハーモニカワークショップをセットアップしていただきました。

日時:2016年1月24日 午後1時から
場所:茅ヶ崎 cafe studio Sproutさんにて
参加費: ¥1000

Leeさんとのライブもワークショップのあと午後2時からです。

また詳しい内容が決まり次第告知します。
予約や問い合わせは cafe studio Sproutさんへお願いします。



12/08/2015

ウェブマガジンフロントポーチに記事が載りました。



 ウェブマガジン「フロントポーチ」に僕のCDとツアーの記事が載りました。


写真をクリックして記事が読めます。


12/02/2015

CD 「New Cool Old School」について

僕のCD「New Cool Old School」マスタリングやデザインも終了しがまもなく出来上がります。



 このCDは今年2015年の6月から7月にかけてシカゴのスタジオにて録音しました。 僕が普段から一緒にやらせてもらっている素晴らしいミュージシャン13人にスタジオに集まってもらい、そして普段通りに好きなようにブルースを演奏してもらった演奏をそのまま録音したものです。素晴らしい内容になりました。

 参加してくれたミュージシャンは次のとおりです。

Eddy Clearwater / エディクリアウォーター
Willie Buck / ウィリーバック
Katherine Davis / キャサリンデービス
Milwaukee Slim /ミルウォーキースリム
Erwin Helfer /アーウィンヘルファー
Sumito “Ariyo” Ariyoshi / Ariyo 有吉須美人
Rie “Lee” Kanehira / Lee 金平理恵
Billy Flynn / ビリーフリン
Gerry Hundt / ジェリーハント
Harlan Terson / ハーランターソン
Marty Binder /マーティービンダー
Mark Fornek /マークフォーニック
Grant Kessler /グラントケスラー

 ほとんどの人が僕より何十年もキャリアの長いかたばかりですが、皆快くプロジェクトに参加してくださいました。




来年2016年の1月に発売予定です。

このCDに東京からシカゴまで来て参加してくださったLeeさんのブログページにてこのCD発売記念の日本ツアーの詳細が発表されています。 その一部をここで紹介させて頂きます。




「New Cool Old School ニュークールオールドスクール」(新しくかっこいい古き良きもの)

シカゴにはかつてのようなトラディショナルなブルースを演奏している人はいない、と思われがちです。確かにいわゆるシカゴの観光用ブルースバーではなかなかそんなブルースを聴くことは難しいかもしれません。しかし実際に探してみると街中でたくさんのベテランミュージシャンの「old school blues」を聴くことが出来るのです。そのようなベテランミュージシャン達を中心に集まってもらい好きなように演奏してもらったのがこのCDです。本当に自然体でリラックスした素晴らしい作品に仕上がりました。
今回のツアーでは、CDに参加してくれたLeeさんと一緒に各地へ赴き、多くのミュージシャンと演奏できることを楽しみにしています。       Shoji





Shoji Naito(from Chicago) JAPAN TOUR 2016




New Album “NEW COOL OLD SCHOOL” release party

Shoji Naito(v,g,hca) with Rie “Lee” Kanehira(v,pf)


22(金) 湘南台 中華三番
open18:30 start19:30 投げ銭ライブ

23(土) 中野 BrightBrown
open20:00 start20:30 ¥1500
with 加藤つよし(g),野間一郎(b),渡辺さとし(d)

24(日) 茅ヶ崎 cafe studio Sprout
Harmonica Workshop 13:00~14:00 ¥1000(liveも見る参加者は¥1500)
Live 14:00〜 ¥1500

27(水) 名古屋 Tokuzo
open18:30 start19:30 ¥2500(前売り) ¥2800(当日)
with マドモアゼル山本(g),キン金城(b),早川泰弘(d)

28(木) 大阪 HOWLIN’ BAR
open19:00 start20:00 ¥2500
with ヨシ水野(g)

29(金) 福岡 River Side
open19:00 start20:00 ¥2000+table charge

30(土) 北九州 Rcafe
open18:00 start19:00 ¥2500+order
OA: タートルロッカーズ,KUROちゃんバンド

31(日) 広島 フラワーショップ SHAMROCK-シャムロック-
※時間、料金は後日
with 藤井政美(sax)

1月の日本ツアーの日程とポスター

1月の日本ツアーの日程が決まりました。
そのポスターを作って頂きました。



CD 「NEW COOL OLD SCHOOL」
RELEASE Tour in JAPAN 2016

1/22(金) 湘南台 中華三番 
1/23 (土) 中野 BrightBrown
1/24 (日) 茅ヶ崎 cafe studio Sprout 
1/27 (水) 名古屋 Tokuzo
1/28 (木) 大阪 HOWLIN' BAR 
1/29 (金) 福岡 River Side
1/30 (土) 北九州 Rcafe 
1/31 (日) 広島 SHAMROCK

 各ライブの詳細などまた告知します。

11/30/2015

CD発売と日本ツアー



もうすぐ新しいCD「NEW COOL OLD SCHOOL」が完成します。 
タイトルの「New Cool Old School ニュークールオールドスクール」は新しくかっこいい古き良きもの、という風な意味でつけました。
今年の6月と7月に録音をしてそれからずいぶん時間をかけて制作してきました。 ようやく完成予定で来年2016年のはじめに発売開始です。







以下の文章はウェブサイトでCDを紹介するために書いたものです。

 シカゴにはかつてのようなトラディショナルなブルースを演奏している人はいない、と思われがちです。確かにいわゆるシカゴの観光用ブルースバーではなかなかそんなブルースを聴くことは難しいかもしれません。しかし実際に探してみると街中でたくさんのベテランミュージシャンの「old school blues」を聴くことが出来るのです。 そんな人たちばかりに集まってもらい好きなように演奏してもらったのがこのCDです。 彼らの普段のリラックスしたブルースをそのまま録音出来、素晴らしい作品に仕上がりました。

 そして1月後半に日本でツアーを行います。 その細かな予定などはまた近いうちにここでお知らせします。

6/04/2015

ブルースフェスティバル

今年もまたシカゴブルースフェスティバルのシーズンです。

この時期は自然と忙しくなります。 またこの時期たくさんの知り合いの方々がシカゴに滞在されてますが、なかなか会う時間もありません。

スケジュールを更新しました。
http://www.shojinaito.com/schedule-japanese/

5/20/2015

アルバートキングの名曲「Blues At Sunrise」について その1「歌詞」

アルバートキングについてのリサーチを続けています。 古いアイポッドにすべてのアルバートキング録音を詰め込んでそれが常にカーステレオにつないであります。 僕の子どもたちは車に乗るたびにアルバートキングを聴かされていますが、今のところ苦情はありません。 

さて今回のトピックは以前話をした「Blues At Sunrise」という曲についてです。 この曲はアルバートキングの定番中の定番と言ってもいいような曲でカバーもたくさんのミュージシャンがしています。 言ってみればなんということはないスローブルースなんですが、よく歌を聴くと全く飾りのないストレースなブルースで聴くたびに感動できる素晴らしい曲なのです。 アルバートキングもこの曲では彼の得意なブレイクなどもほとんどしません。他の曲でやっているようなファンキーなバージョンを焼直したりもしていません。 いつもただ歌ってひたすらブルースギターを弾くだけなのです。 この名曲を聴きこめば聞き込むほどアルバートキングのブルースの素晴らしさがわかってきます。 おそらくアルバート本人もかなり気に入っていた曲なのでしょう。

(若きBBキングがウエストメンフィスのサニーボーイウィリアムソンを訪れて初めてラジオ演奏して認められ後に録音した同名の「Blues At Sunrise」はアイボリージョーハンターの曲で別の曲です。)

 まずこの曲が初めて録音されたのは1960年です。 セントルイスにてボビンレーベルの2度目のセッションのようです。 2テイク録音されました。












ボビンの録音を集めたこのCDで両テイク聴くことができます。

まずこの曲の歌詞の話から始めます。

BLue at Sunrise / Albert King

1, When the sunrise in the east, lover
It set deeply in the west
Yeah, the sunrise in the east
It set deeply in the west

I've been lookin' for my baby
And I haven't found her, yet


2, I'm gonna call up China
And see if my baby's over there
yeah, I'm gonna call up China
And see if my lover's over there

Well, I've searched the whole world over
I can't find my woman, nowhere


Piano solo


3 Yes, Someday baby!
You're gonna want me, like I want you
Yes, someday baby,
you're gonna want me, like I want you

Well, when you call me on the phone, woman
I'll say I have nothin' for you to do

この曲のアイデアはおそらくロバートジョンソンの「I Believe I'll Dust My Broom」、とBBキングの「Worry Worry」からとられたのだと思います。 

まず1番目の歌詞はアルバートのオリジナルでしょう。「東から日が昇り西に沈む。彼女を何日も探しているんだけど、どこにも見つからない。 というふうな意味ですね。」

2番の歌詞はロバートジョンソンの「I Believe I'll Dust My Broom」の最後に出てくるものとほぼ同じです。 それからもっとさかのぼればココモアーノルドの「Sissy Man Blues」という曲でも同じ"China"の歌詞が出てきます。 この場合の「CHINA」は中華人民共和国という意味より、「地球の裏側の果て」という意味合いが強く現代、21世紀感覚の世界の工場CHINAからはかけ離れた意味があると思います。日本人からみたらCHINAは「果て」ではないのでこの感覚はだいぶ違いますね。 ちなみにロバートジョンソンは同じ歌の中で「CHINAで彼女が見つからなければエチオピアで探そうか」と歌っていますがこの場合のエチオピアもアフリカ全土を指し、「想像を絶するくらい遠い国」という意味だと思います。

間奏の部分がギターではなくピアノソロがしかも最後の4小節だけつけられているのもレコードのシングル盤の時間制限が理由でしょう。別テイクではソロはありませんがその代りピアノイントロがつけられています。

3番の「Someday Baby!」という歌詞とメロディーはBBキングの1958年のヒット「Worry Worry」からとられたのだと思います。アルバートキングの1959年録音の「Ooh Eh Baby」 それに1961年のヒット曲「Don't Throw Your Love On Me So Strong」でも同じように「Someday Baby!」という歌詞が使われています。 よっぽど気に入っていたのでしょう。

この3番の後ろでホーンセクションがデュークエリントンの「Things Ain't What They Used to Be」を演奏しています。 アルバートのアイデアではなくプロデューサーかアレンジャーのアイデアでしょう。 同じセッションで録音された「Let's Have a Natural Ball」ではHorace Silverの「Cookin' At the Continental」完全にコピーされています。 現代の感覚では少し考え難いパクリですが、当時のセントルイスでのローカルレコードレーベルはまさか50年後にもこうして聴かれることなど想像もしなかったのでしょう。それはともかく曲の完成度は高く素晴らしいのです。


後に録音されたライブ盤では

She won't write me no letter
She won't even call me on the telephone
You know I haven't had no real good lovin'
Since that gal-a mine been gone

という歌詞が3番として加えられており、その後

Oh, someday baby, you're gonna want me, like I want you
But when you call me long distance, darlin'
I'll say I have nothing for you to do

という詩が4番として歌われます。 
がこれもおそらくシングル盤の時間制限が理由でこのスタジオ盤ではカットせざるをえなかったのでしょう。

ライブ録音にについてまだまだたくさん書くことがありますので、まだまだリサーチは続きます。

4/13/2015

アルバートキングのライブ年表作成。

アルバートキングのライブ年表を作りました。

自分で長年聴き比べ、調べあげたものです。まだ完璧ではないので今後新たな情報入手次第にアップロードしていきます。

(同じものをこのブログにポストします。更新はあくまでも本記事しかしません。あしからず。)



現在CD、DVD, またはVHSテープとして入手できるアルバートキングのライブは15イベントあります。

1968年 サンフランシスコ・フィルモア劇場のライブ
1969年 ウィスコンシン州マディソン市「The Cue」でのライブ
1970年 ニューヨーク市「フィルモアイースト」でのライブ
1971年 ニューヨーク市「フィルモアイースト」
1972年 スタックスレコードの伝説のライブイベント「ワットスタックス」での録音。
1973年 スイスのモントルージャズフェスティバル
1974年 シカゴの西郊外にあるセントチャールス市で行われたライブ
1975年 スイスのモントルージャズフェスティバル
1978年 シカゴ「Double Door」でのライブ
1980年 スウェーデンでのライブ (DVDのみ)
1981年 アイオワ州でのライブ 「Maintenance Shop Blues」(VHSのみ)
1983年 Stevie Ray Vaughanとのスタジオライブ
1983年 カナダでのライブ
1983年のライブ 会場不明
1992年 ヨーロッパでのアルバートキング最後のライブ (DVD & CD)



年代順に紹介します。

1968年 サンフランシスコ・フィルモア劇場のライブ

June 1968 at the Fillmore Auditorium
Wed June 26, 1968
Thu June 27, 1968

以下3枚のCDにて2日間のコンサートがカバー出来ます。

Live Wire/Blues Power

1 Watermelon Man
2 Blues Power
3 Night Stomp
4 Blues At Sunrise
5 Please Love Me
6 Look Out





















Wednesday Night In San Francisco

1 Watermelon Man
2 Why You So Mean To Me
3 I Get Evil
4 Got To Be Some Changes Made
5 Personal Manager
6 Born Under A Bad Sign
7 Don't Throw Your Love On Me So Strong





















Thursday Night In San Francisco

1 San-Ho-Zay
2 You Upset Me, Baby
3 Call It Stormy Monday
4 Everyday I Have The Blues
5 Drifting Blues
6 I've Made Nights By Myself
7 Crosscut Saw
8 I'm Gonna Move To The Outskirts Of Town
9 Ooh-Ee-Baby






1969年 ウィスコンシン州マディソン市「The Cue」でのライブ

May 29, 1969, in Madison, WI






















Live '69 / Tomato

1 Introduction
2 Why Are You So Mean To Me
3 As The Years Go Passing By
4 Please Come Back To Me
5 Crosscut Saw
6 Personal Manager



1970年 ニューヨーク市「フィルモアイースト」でのライブ

Fillmore East in New York City in 1970 sept 23

当時テレビ放送用に収録されたもののようです。 YouTubeで見られます。


同じ音源がこのCDで聴けます。




















Live In The 70s

1 Blues Power
7 Oh Pretty Woman


1971年 ニューヨーク市「フィルモアイースト」

FMラジオ局「WNEW」にてライブ放送されたライブ。フィルモアイーストが閉鎖されたときの記念のライブ。

Fillmore East in New York City in 1971 June 27

海賊盤からの情報、曲目は以下。

Knock On Wood
Got to Be Some Changes Made
Crosscut Saw
Personal Manager
Bye Bye Blues














Live In The 70s

2 Crosscut Saw
3 Got To Be Some Changes Made
4 Personal Manager





1972年スタックスレコードの伝説のライブイベント「ワットスタックス」での録音。

The Wattstax Festival in 1972

ビデオもありワットスタックスのレコードもたくさん出されていますが、以下のCDでまとめて聴けます。





















Blues at Sunset CD

1 Match Box Blues (Wattstax)
2 Got To Be Some Changes Made (Wattstax)
3 I'll Play The Blues For You
4 Killing Floor (Wattstax)
5 Angel Of Mercy (Wattstax)



1973年スイスのモントルージャズフェスティバル(Montreux Jazz Festival)1973年7月1日のライブ

以下3枚のCDでこの時のライブがまとめて聴けます。






















Blues at Sunrise CD 

1 Don't Burn Down the Bridge ('Cause You Might Wanna Come Back Across)
2 I Believe to My Soul
3 For the Love of a Woman
4 Blues at Sunrise
5 I'll Play the Blues for You
6 Little Brother (Make a Way)
7 Roadhouse Blues
















Blues at Sunset CD 6 – 9

6 Match Box Blues (Montreux)
7 Watermelon Man (Montreux)
8 Breaking Up Somebody's Home (Montreux)
9 Call It Stormy Monday (Montreux)























Montreux Festival Live / Little Milton Albert King Chico Hamilton

4 Don't Make No Sense
5 Stormy Monday
6 For the Love of a Woman



















5 Roadhouse Blues




1974年にシカゴの西郊外にあるセントチャールス市で行われたライブ


1974 the Purple Carriage in St. Charles, Illinois Feb 2nd


2015年4月発売予定のこのCDにすべて収録されるはず。






















I Believe To My Soul
Don't Burn Down the Bridge
I Wanna Get Funky
Crosscut Saw
Stormy Monday
I'll Play the Blues for You
Breaking Up Somebody's Home
Blues Power
Born Under a Bad Sign



このCD入荷までは以下のCDで2曲聴けます。













Live In The 70s

11 I Believe 
12 I'll Play The Blues For You




1975年スイスのモントルージャズフェスティバル

1975 Montreux Jazz Festival


いろいろな形で入手できる素晴らしいライブ録音。





















"Live" (Utopia/Tomato 1977)

(このトマトというレーベル在籍時のライブ盤は1977年に発売されたので1977年の録音と表記されていることも結構見かけますが録音は1975年です。)





















この2枚組で全曲聴けます。

Blues From The Road

DISC 1:
1 Overall Junction
2 Blues at Sunrise
3 Kansas City
4 As the Years Go Passing By
5 That's What the Blues Is All About
6 Matchbox Holds My Clothes

DISC 2:
1 Watermelon Man
2 Stormy Monday
3 Don't Burn Down the Bridge
4 I'm Gonna Call You as Soon as the Sun Goes Down
5 I'll Play the Blues for You
6 Jam in a Flat


その他次のバジェットCDも同じ内容です。



























この廃価CDにも3曲
2 That's What the Blues Is All About
4 I'll Play the Blues for You
5 Stormy Monday









1978年シカゴ「Double Door」でのライブ

Chicago's Double Door in 1978

このライブもたくさんのバジェット盤で聴けます。





















Chicago 1978" (Charly 1994)

1 King's Bounce
2 Stormy Monday
3 Born Under a Bad Sign
4 Very Thought of You, The
5 You're My Woman, I'm Your Mate
6 Tired as a Man Can Be
7 Blues at Sunrise
8 Feel Like Breakin' up Somebody's Home
9 Please Come Back to Me
10 I'll Play the Blues for You


以下2枚のCDも内容は同じ















(ジョンリーフッカーと一緒に演奏しているわけではありません。最初の4曲がアルバート。)




1980年 スウェーデンでのライブ

Blues Legends: Albert King - Live in Sweden  Universal UK
DVDのみ。

インタビューもありかなり興味深い内容です。






















Born Under a Bad Sign
The Sky is Crying
The Very Thought of You
Cadillac Assembly Line
Summertime (バンドのみの演奏。)
Cold Women with Warm Hearts
As the Years Go Passing By



1981年 アイオワ州でのライブ 「Maintenance Shop Blues」VHS

VHSのみ。 Yazoo Video 509

























Them Changes
Don't Burn Down the Bridge
Born Under a Bad Sign
They Call it Stormy Monday
Kansas City
The Very Thought of You
Let the Good Times Roll
Ooh-eh Baby






1983年  Stevie Ray Vaughanとのスタジオライブ

Albert King & Stevie Ray Vaughan — In Session 1983
Hamilton Ontario Canada
厳密に言えばライブではありません。客なしのスタジオセッションです。






















1 Call It Stormy Monday 
2 Old Times
3 Pride And Joy
4 Ask Me No Questions
5 Pep Talk
6 Blues At Sunrise
7 Turn It Over
8 Overall Junction
9 Match Box Blues
10 Who Is Stevie
11 Don't Lie To Me


DVDもあります。

















1983年カナダでのライブ

Live In Canada 1983
カナダのどこのライブなのかは不明です。
 






















Live in Canada
1 King's Groove
2 King's Jump
3 Watermelon Man
4 I'm Gonna Move To The Outskirts Of Town
5 Kansas City
6 Someday Baby
7 Trucker's Blues
8 As The Years Go Passing By
9 Rainin' In California
10 I'll Play The Blues For You
11 Sky Is Crying

音質内容ともイマイチ。 6は「Blues Before Sunrise」 9は「Floodin’ In California」です。



1983年のライブ 

会場は不明です。





















1 King's Groove
2 I Wonder Why
3 The Sky Is Crying
4 Albert's Stomp
5 I'll Play The Blues For You
6 Cold Women With Warm Hearts
7 Kansas City
8 Tighten Up
9 Rainin' In California 


ギターが冴えているライブです。
9は「Floodin’ In California」 バジェット盤ならではのタイトル間違いがそのままCDのタイトルにもなってしまったようです。 カリフォルニアでのライブという噂はこのタイトルから?















このCDでも2曲同じ音源が聴かれます。
1 Sky Is Crying
3 Rainin' In California




1992年 ヨーロッパでのアルバートキング最後のライブ


この年の12月にアルバートキング氏は亡くなりました。

日本盤しか存在しないようです。 (僕は日本の実家にVHSがありますが20年ほど見ていません。 内容は大変よかったと記憶しています。)























1992 Live (Last Live)
  "Godfather Of The Blues: His Last European Tour" (P-Vine 2001)


1 Introduction (The Godfather of the Blues)
2 Why You So Mean to Me
3 The Sky Is Crying
4 I'll Play the Blues for You
5 Stormy Monday
6 Born Under a Bad Sign
7 As the Years Go Passing By
8 Overall Junction



以上12イベントが現在入手できるすべてです。




おまけ。インチキライブ盤

このCDはBobbin/Kingのクラッシク録音に客の拍手などをかぶせたインチキライブ盤です。






















(Bobbin/King時代の録音を聴くならこれを買ってください。)

3/29/2015

アルバートキングのライブ名録音 トップ3!!




前回に引き続きアルバートキングのライブの名録音について書きたいと思います。
(アルバートキングのライブ盤は後から未発表曲がいろいろな形で発売されているので、アルバムごとではなくライブ録音されたイベントごとに分けて書きます。)
たくさんあるアルバートキングのライブ録音の中でも特に素晴らしいイベントをまず3つ紹介します。


トップライブその1 1968年6月サンフランシスコのフィルモア劇場(FillmoreAuditorium)でのライブ 

トップライブその2 1973年スイスのモントルージャズフェスティバル(Montreux Jazz Festival)での録音

トップライブその3 1975年スイスのモントルージャズフェスティバル




それではまずその1:1968年6月サンフランシスコのフィルモア劇場(Fillmore Auditorium)でのライブ 


6月25,26,27の3日間行われたライブです。このうち26日と27日の2日間録音されたようです。 その時の録音からまずアルバム「Live Wire / Blues Power」として発売され、これは名盤中の名盤とされています。(発売も1968年) 
あるディスコグラフィーなどでは「Fillmore West」での録音とされていますがそうではなく「Fillmore Auditorium」で間違いないと思います。 フィルモアという名のコンサート会場はサンフランシスコに「Fillmore Auditorium」と「Fillmore West」と2つありそれにニューヨークに「Fillmore East」が存在したので混乱しがちです。 「Fillmore West」はこのライブの直後、1968年の7月にオープンしました。 このライブの「Ooh-Ee-Baby」の演奏中にアルバートキングが「10月にサンフランシスコにまた帰ってきてそのときは新しいクラブに出演する予定だ。」と言っています。

とにかくこの2日間のアルバートキングはギターが最高にのってます。 それにスタックスレコードがアルバム発売目的で録音したからでしょうか、音もほかのアメリカ国内で録音された録音に比べると格段に良いです。




このアルバムの中からタイトル曲「Blues Power」がシングルカットされて発売されましたが、シングル盤は語りの部分からギターソロに入ったところでフェイドアウトされてしまっているので、聴くならぜひこのアルバムの10分16秒の名演を聴いてください。 それからシングル盤の裏面はアップテンポの名曲「Night Stomp」だったようです。 この曲も6分近くと長いので途中でカットされていたのでしょう。 
 
アルバムの収録曲は次の通り。

Watermelon Man
Blues Power
Night Stomp
Blues At Sunrise
Please Love Me
Look Out

インストゥルメンタルが3曲、「Blues Power」も語りのみなので歌は2曲のみです。 でもそれがまたブルースギターファンにとってはうれしいのです。かけがえのない宝のようなライブ盤です。名曲「Blues At Sunrise」もこの録音をきっかけにライブの定番にりました。 この曲に関して本人が後日「ジミヘンドリクスとジャニスジョップリンとともに録音した。」と言っているのですがこのライブ盤ではありません。 この幻の 「Blues At Sunriseの謎?」についてもまた後日書きます。
BBキングの「Please Love Me 」もよく聞くと、ところどころBBの影響が見られるも面白い。
「Look Out 」は実は「Overall Junction」という彼の定番ナンバーです。 曲を始める前にバンドにむかって「Look Out!」(よく見てつい来いよ、という風な意味。)と言っているのでそのままこのタイトルで発売されたようです。

このライブの残りの録音が1990年に「Wednesday Night In San Francisco」と
「Thursday Night In San Francisco」の2枚に分けて発売されました。



 Wednesday Night In San Francisco



Watermelon Man
Why You So Mean To Me
I Get Evil
Got To Be Some Changes Made
Personal Manager
Born Under A Bad Sign
Don't Throw Your Love On Me So Strong





Thursday Night In San Francisco

San-Ho-Zay
You Upset Me, Baby
Call It Stormy Monday
Everyday I Have The Blues
Drifting Blues
I've Made Nights By Myself
Crosscut Saw
I'm Gonna Move To The Outskirts Of Town
Ooh-Ee-Baby







困ったことにどちらも同じようなデザインなのでこれもまた混乱しがち。内容はどちらも素晴らしいのでぜひ3枚とも買ってじっくり聴いてもらいたいです。BBキングをカバーを3曲もやっているのが大変また興味深い。(Everyday I Have The Blues もおそらくBBのバージョンを意識している。)

イントロ曲「Watermelon Man 」を除くとダブっている曲がないので実はまだアウトテイクがあるのではないかと期待しています。 2日とも全くダブらないようにライブをやったとは少し信じられないので。 いつかスタックスが掘り出してくれるかな?

またこのライブでのドラムはサンシールズではないか?という噂がよく聞かれたけどどうやら違うようです。




トップライブその2 1973年スイスのモントルージャズフェスティバル(Montreux Jazz Festival)1973年7月1日のライブ


このスイスでのフェスティバルの演奏がそれまた素晴らしいのです。 
しかもバンドがスタジオ録音のアレンジメントをかなり忠実に演奏しているのがまたいいのです。
こんなに素晴らしい録音なのに15年間発売されなかったようです。 1975年にスタックスが倒産して未発表のまま眠っていたのを1988年に復活したレーベルから「Blues at Sunrise」というアルバムが発売されました。









Blues at Sunrise


曲目
Don't Burn Down the Bridge
I Believe to My Soul
For the Love of a Woman
Blues at Sunrise
I'll Play the Blues for You
Little Brother
Roadhouse Blues

このようにスタックス後期の名曲ばかりです。 「Roadhouse Blues」でギターのDonald Kinseyがソロをとったあと「That's My Son!」と紹介しているのが感慨深いです。 

「Blues at Sunrise」の最中「オルガンの音を下げてくれ」だとかいろいろ音響さんに注文をつけています。 途中大声で怒鳴りつけています。 ほかのライブ盤でもなぜか「Blues at Sunrise」を演奏してるときいつも音響さんに文句を言っている録音が多いのです。 この話題もまたいつか「Blues at Sunriseの謎」として記事にしますね。


この1973年のフェスティバルからさらに2枚のライブ盤が発売されています。








Montreux Festival の後半3曲

Don't Make No Sense
Call It Stormy Monday
For The Love Of A Woman

「For The Love Of A Woman」はBlues at Sunrise CDとは別テイクでキーまで違うのでちょっと同じフェスティバルの演奏なのか疑問です。 このCDのバージョンは途中アルバートキングがギター弾くのをやめドナルドキンゼイにソロを任せます。おそらくステージを降りていったのでしょう。
ライブの最後の曲のようです。アナウンサーが最後「good night」と言っています。これはアンコールでもう一度同じ曲をしかし違うキーで演奏したのかな? そういったあたりは想像することしか出来ないです。








Blues at Sunset のCD後半4曲


Match Box Blues
Watermelon Man
Breaking Up Somebody's Home
Call It Stormy Monday


このCDの「Call It Stormy Monday」はMontreux Festival CDと同じテイクですがカットなしの11分43秒全部聴けます。

でもはじめと終わりが全く同じようです。ということはMontreux Festival CDのバージョンは真ん中のどこかが省かれているはず。 いつかまたじっくり聴き比べて省かれた部分を見つけましょう。







トップライブその3 1975年スイスのモントルージャズフェスティバル


同じスイスの2年後のモントルージャズフェスティバルでの録音でこちらもギター、バンドともに素晴らしいのです。 (ゲストはそんなに素晴らしくないですが。)



このトマトというレーベル在籍時のライブ盤は1977年に発売されたので1977年の録音と表記されていることも結構見かけますが録音は1975年です。

僕が持っているCDの曲目は

Watermelon Man
Don't Burn Down The Bridge
Blues At Sunrise
That's What The Blues Is all About
Stormy Monday
Kansas City
I'm Gonna Call You As Soon As The Sun Goes Down
Matchbox Holds My Clothes
As The Years Go Passing By
I'll Play The Blues For You

LPで当初Utopiaというレーベルから発売された時は2枚組で 「Jam In A Flat」 「Overall Junction」の2曲も収録されていたのですがCD化されたのは1枚にまとめられこの2曲がカットされました。

しかし2003年に この2枚組CDが発売され、しかもライブ演奏時の曲順そのまま(これは僕の憶測)再発されました。






Disc: 1
1. Overall Junction
2. Blues At Sunrise
3. Kansas City
4. As The Years Go Passing By
5. That's What The Blues Is All About
6. Matchbox Holds My Clothes

Disc: 2
1. Watermelon Man
2. Stormy Monday
3. Don't Burn Down The Bridge
4. I'm Gonna Call You As Soon As The Sun Goes Down
5. I'll Play The Blues For You
6. Jam In A Flat

しかしこのCD10年以上たった今入手は結構困難です。アメリカのオークションサイトEbayでは50から80ドルくらいの値がつけられています。

Rory GallagherとLouisiana RedそれにLowell Fulsonがゲスト参加しています。

「Jam In A Flat」はアルバートキングの古い名曲、「Don't Throw Your Love On Me So Strong」ですが、スライドギター、ともう一人のチャラチャラギターおそらくLouisiana Red とRory Gallagher?がかなり邪魔です。 Lowell Fulsonが「3 oclock blues?」風な歌を歌っています。 しかし少し酔ってるかな?

このライブの聴きどころはまず「Kansas City」。スタックス時代からの持ち歌ですが、このライブでのアルバートのギターソロは最強です。 ぜひ聴いてください。
あとこのライブでの「Blues At Sunrise」は僕が一番好きなバージョンです。 最初の1音から最後の1音まで完璧なアルバートキングが聴けます。 バンドも音量レベルにかかわらずテンポをほぼ’キープしてくれています。 音の大小が素晴らしいので大音量で聴いてほしい録音です。 
 曲を始める前に「Fillmore Westで録音した。」と言っておりますが、これは彼の勘違いか?
終わった後ここでも、音響の問題があるような事を言っています。 これもまた「Blues At Sunriseの謎」


いろいろだらだら書いてしまいましたがこの3つのライブはすべて素晴らしいのでぜひ入手できるものから入手して聴いてください。 聴きだすと止まらなくなります。









3/15/2015

アルバートキングの新たにCD化される貴重なライブ盤発売!!

アルバートキングの未発表ライブがまたこの4月14日にCD化されるようです。タイトルは「The Purple Carriage St Charles IL 02-02-74
これは冴えまくっているアルバートキングが聴けるライブです。

ALLMUSICというサイト 


1974年にシカゴの西郊外にあるセントチャールス市で行われたライブを収録したもののようです。 このライブはWXRTというシカゴのFMラジオでライブ放送されました。 
(「The Purple Carriage」というのは店の名前でしょうが、いろいろ調べても確認できません。) この音源は数年まえからユーチューブなどでアップロードされており、僕は一度通して聴いたことがありますが、かなりいい内容です。 その音源はおそらくファンがラジオ放送を録音したものをデジタル化したのでしょう。
僕が聴いたものの音質はかなり圧縮されておりましたが、今回発売されるのは同じ音源なのか、それともマスターテープからミックスされなおしたものなのか、それはわかりません。
Klondike Records というレーベルはどんなレーベルなのかさっぱりわかりません。

ALLMUSICというサイトなどアルバム情報が紹介されていますが、曲目リストは明かにデタラメです。


僕の知っている限りでは曲目は以下の通りです。

I Believe To My Soul 

Don't Burn Down the Bridge

I Wanna Get Funky

Crosscut Saw

Stormy Monday

I'll Play the Blues for You

Breaking Up Somebody's Home

Blues Power

Born Under a Bad Sign

このようにアルバートキングの代表曲ばかりです。
このうち「I Believe To My Soul」と「I'll Play the Blues for You」は去年発売された「Live in The 70sにも収録されています。 (このCDについてもいろいろ調べなおしたのでこの後書きます。)

1974年はアルバム「I Wanna Get Funky」が発売された年です。 録音自体は1972年。 彼の代表曲「Crosscut Saw」もファンキーなバージョンで演奏されています。
Blues Power」ですが、これは僕が知っている限りでは存在する3つ目のバージョンです。有名なのは‘68年のサンフランシスコ、フィルモア劇場でのライブ録音です。これはシングルカットもされました。 そして2つ目の録音はこれまた去年発売された「Live in The 70s」に収録された‘70年のニューヨークのフィルモアイーストでのもの。 (ビデオが有名です。) そして今回の‘74年の録音が3つ目。 これがまたまた素晴らしい。 「ファンクション(Funk-Shun)ブレイク」も何度も何度も決めています。 (ほかにも海賊盤などで「Blues Power」と表記されたスローブルースもいくつかありますがたいてい別の曲です。)

レイチャールズの「I Believe To My Soul」、アルバートキングは67年にスタジオ録音したのですがどうやら未発表だったようです。 このライブでのアルバートのギターは冴えまくっています。


ということでこのCD発売のニュースを見て盛り上がってしまったので記事を書きました。 CDを入手した後また追記します。



さて先ほど書いたLive in The 70s」というCDは去年2014年にRockbeat Recordsというレーベルから発売されました。僕はダウンロードで購入したので細かい情報がわからなかったのですが、最近時間をかけていろいろ調べたのでここで書きます。 

このCDは6種類のライブ録音が収録されています。
Fillmore East in New York City in 1970 Sept 23
Fillmore East in New York City in 1971 June 27
Wattstax 1972
Montreux Jazz Festival 1973
Chicago's Double Door in 1978
WXRT FM Live at the Purple Carriage in St. Charles IL 1974
タイトルのとおり70年代のライブばかりです。

このうち「Wattstax 1972」、「Montreux Jazz Festival 1973」と「Chicago's Double Door in 1978」については以前から発売されていたCDと全く同じ音源です。

Talkin' Blues / Chicago 1978 


Blues at Sunset / STAX 



Montreux Festival Live / Little Milton Albert King Chico Hamilton 

この3枚のCDを持っていれば音源は同じです。


貴重なのはニューヨークのフィルモアイーストでの2つのコンサート、70年のものはビデオから撮られた音源だと思われます。 この「Blues Power」の映像はユーチューブで見られる有名なものですが史上最強のアルバートキングが見られるものです。 これがCD化されたのは大変うれしい! そして71年のものはフィルモアイースト劇場が閉鎖された翌日最後にラジオ放送されたライブ録音。以前からconcertvault.comで聴けたものです。 

そしてPurple Carriage in St. Charles IL 1974が今年CD化されるのですが、それに先駆けてこのCDには2曲は収録されてます。


Blues Power (Fillmore East in New York City in 1970 Sept 23)
Crosscut Saw (Fillmore East in New York City in 1971 June 27)
Got To Be Some Changes Made (Fillmore East in New York City in 1971 June 27)
Personal Manager (Fillmore East in New York City in 1971 June 27)
Angel Of Mercy (Wattstax 1972)
Matchbox Blues (Montreux Jazz Festival 1973)
Oh Pretty Woman (Fillmore East in New York City in 1970 Sept 23)
Breaking Up Somebody's Home (Montreux Jazz Festival 1973)
Stormy Monday (Montreux Jazz Festival 1973)
Born Under A Bad Sign (Chicago's Double Door in 1978)
I Believe (WXRT FM Live at the Purple Carriage in St. Charles IL 1974)
I'll Play The Blues For You (WXRT FM Live at the Purple Carriage in St. Charles IL 1974)

以上が内訳です。何度も聞き返して確かめたのでほぼ間違いありません。 いろいろなサイトでこのCDが紹介されていますがきっちり詳しい内訳をしているものが見当たらなかったので僕が自分で調べあげました。

この調子でアルバートキングのライブ録音についての記事をまた書きます。
今日はここまで。